アクアリウム用具の選び方
2005,09,13
アクアリウムに必要な器具

アクアリウムに必要な器具はいくつかあります。まず「水槽」。水槽の水をろ過する「ろ過フィルター」、水槽を明るく照らす「照明」、熱帯魚は低温に弱いので「ヒーター」が必要です。最後に、水草を育成しやすくするために二酸化炭素を添加する「CO2セット」が必要になります。(CO2セットについては、必須ではありません。)

水槽

ろ過フィルター

照明

ヒーター

CO2セット

それぞれの器具について説明します。

水槽

水槽はガラス製とアクリル製のものがあります。

ガラス水槽の特長 長所

・アクリル製より傷がつきにくい。
・一般的なサイズの水槽は、アクリル製よりかなり安い。

短所

・アクリル製より重い。
アクリル水槽の特長 長所

・大型水槽はガラス製より安い。
・使い始めはガラス製より透明度が高い。

短所

・材質が柔らかいので傷がつきやすい。

アクリル製はかなり大型の水槽向けですので、ガラス製の水槽を考えてよいと思います。

水槽で最も悩むのは大きさではないでしょうか。水槽は幅、高さ、奥行きがありますが、水槽のサイズと言うときは幅を指しています。水槽の幅は20cm〜2mを超えるものまでいくつか種類があります。

小型水槽 30cm水槽、40cm水槽、45cm水槽、など
中型水槽 60cm水槽、75cm水槽、など
大型水槽 90cm水槽、120cm水槽、150cm水槽、180cm水槽、など

水槽のサイズについては、小型水槽〜中型水槽をお勧めします。場所もあまり取りませんし、値段も手頃だと思います。初心者には60cm水槽がお勧めと言われていますが、日常のメンテナンスや重量を考えると、初めての方が60cmを選ぶのは大変かもしれません。

水槽の重量は水や土を入れた状態の場合、40cm水槽で約40kg、60cm水槽で約80kgになります。かなり重くなりますので、しっかりした台が必要です。置き場所も考慮しながら水槽を選ぶと良いと思います。

ろ過フィルター

ろ過フィルターには、設置場所でいくつか種類があります。

上面フィルター 水槽の上面にフィルターにより、ろ過する仕組みです。ろ過機能は高く、値段も安い手軽なフィルターです。上面に設置するため照明を遮ったり、ろ過を通る時に空気に触れて水草に必要なCO2を逃しやすい短所があります。
底面フィルター 水槽の底にろ過材を設置するフィルターです。あまり見かけない方式です。
水槽内フィルター 水槽内にろ過フィルターを置きます。手軽で安いので、金魚の水槽に多いと思います。
外部フィルター 専用の機械式フィルターです。ろ過機能が高く、動作音も静かで、水槽がすっきり見えます。ただし、値段が高い短所があります。

アクアリウムの場合は、上面フィルターや外部フィルターがよく使われます。水草の育成を行うアクアリウムは、機密性が高く濾材も多い外部フィルターが最も適しています。

照明

水草を育てるには照明が必要です。自然界では、水草は日光を浴びて育ちます。日陰ではよく育ちません。水槽を置く屋内の照明は太陽に比べてかなり弱いので、水槽専用の照明が必要です。

照明が弱いと日陰にいるようなものですので、ほとんどの水草は元気に育ちません。従いまして、照明については、種類よりも光の強さが重要です。

一般的には、水槽の容量(リットル)前後の光量(ワット)があればよいとされています。 水槽のサイズが大きくなると必要な光量も多くなります。水槽に合わせた照明を選びましょう。

ヒーター

熱帯魚や水草は熱帯の生物なので、日本の冬の低温に適用することができません。水温を25℃前後に保つためにヒーターが必要になります。 市販されているヒーターは、大きく2種類あります。

ヒーターのタイプ

ヒーターとサーモスタット
分離型のタイプ
長所

ヒーター又はサーモスタットのどちらかが壊れたら、他方を買い替えるだけで済むので一体型より安くなります。(=故障時に安く済む)

短所

水槽内にヒーターとサーモスタットを入れるため、小さい水槽だと見た目が悪くなります。また、ヒーターとサーモスタットを別々に買うため、値段が一体型より若干高めになります。(=初期費用が高い)
ヒーターとサーモスタット
一体型のタイプ
長所

ヒーターとサーモスタットが一体となっているため、見た目がコンパクトです。(=小型水槽向け)

短所

ヒーターが故障した場合、サーモスタットが正常でも買い替えなくてはなりません。(=故障時に高い)

小型水槽であれば、一体型がよいと思います。60cm以上の水槽であれば、故障時に安く済む分離型がよいでしょう。

また、冬にヒーターが故障した場合、24時間あれば水温が自然の温度(外気温+2〜4℃)まで下がります。水草は植物だけにいきなり枯れることはありませんが、熱帯魚には影響があります。

余裕があれば予備のヒーターを用意した方がよいかもしれません。

CO2セット

水草は植物ですので、光合成を行います。光合成とは、二酸化炭素を吸収し酸素を放出する現象です。光合成を活発に行うことが水草を生長させることにもなります。

しかし、水槽内は自然界のように二酸化炭素が豊富ではありません。熱帯魚の呼吸により二酸化炭素が発生しますが、水草に十分な量ではありません。

従って、二酸化炭素を水槽内に供給する必要があります。その役目を負うのが「CO2セット」です。二酸化炭素を水槽内に強制添加することによって、水草が生長しやすくなります。

CO2の強制添加によって、ほとんどの水草の飼育が可能になっています。ただし、水草によっては、二酸化炭素の強制添加をしなくても育つ種類もありますので、必ず必要とまでは言えません。

器具選びのポイント

アクアリウムに必要な器具のベストな組み合わせは「オールガラスの水槽」「外部フィルター」「メタルハライドランプ」「CO2セット」「ヒーター」となると思います。

これらをすべて揃えると、現時点で最も簡単で楽しいアクアリウムを実現できます。しかしながら、一つ一つの器具にお金がかかりますので、財布と相談しながら決めるとよいと思います。
コメント
この記事へのコメント
教えてください。水草水槽がうまく作れません。コケもすぐでるし、センスの問題もありますが・・・ やはりCO2はいれたほうがいいのですか?   砂利がすぐに緑色になってしまうのです。お願いします
2006,02,24 Fri 18:21:59 | URL | 赤間 #-[ 編集]
はじめまして^^。
水槽のコケにお悩みのようですね。私もコケには時々悩まされています^^;。

水槽にコケが発生する主な原因は、「水槽に多量の栄養分が含まれている」ことが挙げられます。
例えば、エサのあげすぎや、水換えをしていなかったり、フィルターの機能が十分でなかったり、すると栄養分が貯まってしまいます。
この余分な栄養がコケのエサとなり、コケが繁殖してしまいます。

従って、コケ対策はCO2を入れるよりも、まずは水質を改善した方がよいと思います。

具体的には、水槽内の栄養分を減らすことを目指します。
まずは、水換えをいつもよりこまめに行い、魚のエサを普段より減らします。そして、コケ自体もなるべく取り除くようにします。コケに覆われた砂利も取り除いた方がよいかもしれません。

このように水槽内の栄養分を少なくすると、自然とコケが減るはずです。期間としては、2週間〜1ヶ月で効果が見えると思います。

※ただ、コケが一切ない状態というものはありません。安定した水槽でも多少のコケはあります。

コケが減ると、水草が育ちやすくなると思います。

コケが減っても水草がうまく育たない場合は、光量やCO2、などをチェックすると良いと思います。
2006,02,25 Sat 09:32:44 | URL | clover7 #-[ 編集]
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